2017/9/27 凍結更新
7月の終わりにまた院長の名前で郵便が届きました。
凍結更新のお知らせでした。
前回更新してから、あっという間の1年で時間の経つ速さに驚きました。
残っている杯は変わらず2つ。
出産を経て育児が始まり半年たちましたが、もう一度移植・・の気分には
まだなっていません。
が、廃棄を選ぶ事も出来ず。。
今回の更新は夫に依頼して行ってきてもらいました。
会計: 33,480円 (IVF計: 3,599,298円)
2016/9/27 凍結更新
7月の終わりに、院長のお名前で書留郵便が届きました。
中を開けると、凍結胚更新の手続きのお知らせ。
締め切り日は2016/9/28
前回の採卵は2015/9/24でした。
今は20週に入りなんとか順調に過ごしています。
次の治療については正直「まだ何も考えられない」のが本音です。
とは言え「廃棄」の選択も出来ず、今回は更新することにしました 。
本日の予約 11:30
11:00 予約30分前メール
11:30 チェックイン B1へ
11:38 凍結更新
12:00 会計
残っている胚は2つ。両方1度目(2014/11/4)採卵時のものです。
①5日目凍結 3AB フラグメント+- 空砲有
②6日目凍結 4BB フラグメント+- 受精時多核(2cell)
状態が良いものではないですが、7個の4AAはすべて陰性だったので、なんとも言えないところです。
会計: 33,480円 (IVF計: 3,565,818円)
2014年体外受精児が、21人に1人
体外受精児、21人に1人…最多4万7000人
2016/9/13 読売の記事にこのような記事がありました。
約21人に1人が体外受精とになる。治療件数も過去最多を更新し、39万3745件に上った。
国内の体外受精児は1983年に東北大で初めて生まれて以来、累計で43万1626人となった。
体外受精は卵子と精子を体外で受精させ子宮に戻す不妊治療。卵子に針を刺して精子を注入して受精卵を作る方法や、受精卵を冷凍保存し、時機を見計らって子宮に戻す方法などが開発され選択肢が広がった。
年々増加の一途をたどってきたが、特にここ数年は出生数が毎年5000人ペースで急増している。晩婚化などで加齢による不妊に悩む夫婦が増え、04年度からは公費助成も始まり、普及が進んだとみられる。
2016年09月13日 15時16分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
別のニュースでは、不妊治療の開始平均年齢は33歳とありました。
私が治療を始めたのは、2013年の37歳でした。
この時点で「治療を始めるにあたり、遅くはない年齢」と思っており、その頃は2011年で32名に1人あたりが体外受精と話を聞いていました。
時代は思った以上にハイスピードで進んでいると感じます。
悩んでいる方は1日も早く、クリニックを訪れて欲しいと思う今日この頃です。
ミトコンドリア移植による「卵子若返り」について
*個人(素人・一般人)としての一意見です。
毎日新聞 2016年8月29日(月)に こんなニュースがありました。
◇大阪の「IVFジャパン」発表 卵巣のミトコンドリア移植
高齢出産になる女性の妊娠率向上などを目指して、本人の卵巣から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療を実施し、2人が妊娠したと、大阪市の不妊治療施設が29日発表した。米国企業が中心に開発し、「卵子の若返り」と呼ばれて一部で注目されている手法で、国内での実施は初めて。一方、効果や安全性が科学的に証明されておらず、専門家から慎重な対応を求める声もある。
今回実施を公表した「IVFジャパン」によると、この方法は、腹腔(ふくくう)鏡手術などで患者の卵巣にあるとされる「卵子前駆細胞」からミトコンドリアを抽出し、体外受精の時、卵子に精子とともに注入するというもの。ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーを作る小器官で、「良質なミトコンドリアを注入することで卵子の質を改善し、体外受精の成功率を高める」という。
今年2月から27~46歳の女性25人を対象に卵巣の細胞を採取。うち6人でミトコンドリアを注入した受精卵を子宮に戻し、27歳と33歳の2人が妊娠した。ミトコンドリアの移植が妊娠につながったかは不明という。患者は費用として250万円を負担する。
森本義晴最高経営責任者(64)は「卵子の質が悪い患者にはこれまで有効な治療法がなかった。今後、日本中でこのサービスを使えるようにしたい」と語った。
日本産科婦人科学会の倫理委員会は昨年12月、他人のミトコンドリアではないため問題は少ないとしつつ、「(効果や安全性を確かめる)臨床研究として行われることがふさわしい」と判断していた。開発した米企業によると、海外ではカナダなど3カ国で270例以上実施され、約30の出産例があるという。
生殖補助医療に詳しい石井哲也・北海道大教授(生命倫理)は「ミトコンドリアには独自のゲノムがあり、生殖細胞への遺伝的な介入となることも考慮し、基礎研究で効果を確かめる必要がある。証拠がない医療を人体でやるのは問題だ。なし崩し的に実施されれば大きな社会問題に発展しうる」と指摘する。【千葉紀和】
高齢出産になる女性の妊娠率向上などを目指して、本人の卵巣から採取したミトコンドリアを卵子に注入する自家移植治療を実施し、2人が妊娠したと、大阪市の不妊治療施設が29日発表した。米国企業が中心に開発し、「卵子の若返り」と呼ばれて一部で注目されている手法で、国内での実施は初めて。一方、効果や安全性が科学的に証明されておらず、専門家から慎重な対応を求める声もある。
今回実施を公表した「IVFジャパン」によると、この方法は、腹腔(ふくくう)鏡手術などで患者の卵巣にあるとされる「卵子前駆細胞」からミトコンドリアを抽出し、体外受精の時、卵子に精子とともに注入するというもの。ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーを作る小器官で、「良質なミトコンドリアを注入することで卵子の質を改善し、体外受精の成功率を高める」という。
今年2月から27~46歳の女性25人を対象に卵巣の細胞を採取。うち6人でミトコンドリアを注入した受精卵を子宮に戻し、27歳と33歳の2人が妊娠した。ミトコンドリアの移植が妊娠につながったかは不明という。患者は費用として250万円を負担する。
森本義晴最高経営責任者(64)は「卵子の質が悪い患者にはこれまで有効な治療法がなかった。今後、日本中でこのサービスを使えるようにしたい」と語った。
日本産科婦人科学会の倫理委員会は昨年12月、他人のミトコンドリアではないため問題は少ないとしつつ、「(効果や安全性を確かめる)臨床研究として行われることがふさわしい」と判断していた。開発した米企業によると、海外ではカナダなど3カ国で270例以上実施され、約30の出産例があるという。
生殖補助医療に詳しい石井哲也・北海道大教授(生命倫理)は「ミトコンドリアには独自のゲノムがあり、生殖細胞への遺伝的な介入となることも考慮し、基礎研究で効果を確かめる必要がある。証拠がない医療を人体でやるのは問題だ。なし崩し的に実施されれば大きな社会問題に発展しうる」と指摘する。【千葉紀和】
ここでは、詳しくどの年齢の方で、そもそもどんな状態の卵子の方に、この治療を行ったのか明確にされていないので、言いようがない部分はありますが、単純に、妊娠に至った方が、27歳と33歳であれば、そもそも年齢がまだ「若い」グループで、この治療は必要ないのでは?という感じがしました。
「まだまだ普通にチャンスがある年齢」だと感じました。
これが、40代半ば~後半の方に有効であれば「治療」と言えるのかもしれませんが・・
卒業をむかえて
これまでの治療を振り返ります。
2012年09月 結婚
2013年04月 FTCに初診予約
2013年06月 初診
2014年03月 AIH開始(タイミングと交互に3回チャレンジし、陰性)
2014年11月 採卵1回目
2014年12月 移植1回目 4AA⇒陰性
2015年02月 移植2回目 4AA⇒陰性
2015年04月 移植3回目 4AA⇒陰性
2015年05月 移植キャンセル(自然周期)
2015年06月 移植キャンセル(自然周期)
2015年07月 移植4回目 4AA・4AB⇒陰性
2015年09月 杉ウィメンズクリニックにて着床不全検査⇒全て問題なし
採卵2回目
2015年11月 移植5回目 4AA・5AA⇒陰性
2015年12月 子宮内環境検査⇒問題なし
MRI2回目⇒筋腫・のう腫は2年前より年齢相当肥大
2016年02月 移植6回目 4AA・4AB⇒BT12でhcg197.4陽性
2016年03月 8W5Dに完全流産
2016年05月 移植7回目 4AB・4BB⇒BT11でhcg271陽性
2016年07月 卒業
軽い気持ちで、不妊クリニックの門を叩きましたが、 丸3年かかって卒業することができました。
卒業出来た要因は、「諦めなかった」に尽きると思います。
ただ、不妊治療は時にリラックスし、休む事も大切だと思います。
私の場合、休むほうがストレスに感じるタイプなので、 とにかく必死に続けたという感じです。
振り返ると、もっと早くART治療に移っておけば良かったと思っています。
そんな中で、 私は治療されている方のブログは大変参考にさせていただいており ました。
私の体験もどなたかの参考になればとの思いでブログを始めました が、長い治療の中では、備忘録として随分役に経ちました。
不妊治療に関するブログは一旦こちらで終了とさせていただきます 。
出産に向けては新しいブログで、 記録を綴っていきたいと思っています。
着床に効果があった?と思うもの
7回の移植を行い、6回目と7回目で陽性反応が出ました。
今となれば、「全ては卵の質」とおっしゃっていた院長の言葉の意味が深く理解できるようになりました。陽性反応が出たとしても、卵の力が弱い場合途中で力尽き、またそもそも染色体異常は受精時に決まっているので、いくら母体が何かをしようとどうにもならないのだと感じています。
とは言え、最初は
「着床したい!着床さえすれば!!」
というところに固執していました。
「全ては卵の質」と言いながらも、「着床」を目指すにあたり、最後の2回の移植時に行った事をまとめます。
② L-カルチニンと、アルギニンの摂取 (FTC推奨)
③ ゴールデンベリーの摂取 (血流UP目的)成城石井で購入
④ 加圧トレーニング(週1) 移植当日直前も (血流UP)
⑤ 岩盤ヨガ(週1-2) 移植当日直前も (体温UPと血流UP)
最後2回は特に、血流にこだわって体の準備をととのえました。
それ以外続けていたもの
⑥ ウムリン摂取(卵の質をあげる)
途中でやめてしまったがお勧めの医院
⑦ 山口診療所(五反田)
煎じ薬の漢方が保険適用で処方されます。2週間で2000円程度。
以前の2院も、針・電気・お灸・足をあたためる の3点セットで、どちらも半年程度通いました。それらの効果も併せてなのか、それまで全くダメだったのが、アキュラ1ヶ月で陽性が出たのは私には合っていたのかなと思っています。
2016/7/4 8W5D 卒業(移植9周期目)
本日の予約 12:00
11:51 予約10分前メール
12:22 内診
12:32 診察
12:54 会計
本日はS先生
胎児: 17.5mm(8W5D相当)
心拍: 有
問題は特になし。本日をもって卒業。
「おめでとうございます。よく頑張りましたね。」という言葉をいただきました。
感極り、「長い間、本当にありがとうございました。院長先生はじめ、皆さまによろしくお伝えください。」と言うのが精いっぱいでした。
S先生からは、「そろそろ母子手帳を貰いにいくように」「出産された際は、調査書を提出して欲しい」という事で、封筒に入った調査書をいただきました。
内容は、出産した場合の、日時、胎児の性別、体重等でした。
後は、まだ凍結している2つの胚についての説明。
会計で、紹介状を貰い、ファティリティクリニック東京は卒業となりました。
8W5Dは前回妊娠時の完全流産の日でした。まだまだ先の道のりは長いですが、この日を超えられた事を嬉しく思います。
会計: 9,180円 (IVF計: 3,532,338円)
※自費、紹介状(3,240円含む)