繋留流産手術について②
日本では、繋留流産の場合、「①なるべく早く手術 ②もしくは自然排出を待つ」というのがスタンダードのようですが
欧米では「①基本自然排出 ②なかなか出ないなら薬を使う ③どうしてもダメなら手術」という流れが多いようです。
医療費が高い事と、 基本は体の持っている力を優先という考えだと思います。
掻爬手術については、新宿レディースクリニックでは
という見解を示しています。
一方、WHO(世界保健機構)では
(「安全な中絶ガイドライン第2版2012年版」)
「中絶薬(日本未承認)」と「吸引法」が推奨されています。
日本では「消毒がきちんとされていなかった」 という事故はほぼなさそう(と個人的に思っています) と考えるとやはり吸引のほうが安全なのかなと感じました。
都内でいくつか調べた記録を残します。
【女性ライフクリニック銀座】(銀座)
・日帰り
・手術は院長が行う
・部分麻酔
・費用は5万弱(初診3000円、検査10,800円+ ベッド代+処置代)
【浜田病院】(御茶ノ水)
・日帰り
・部分麻酔
【新中野女性クリニック】(中野)
・日帰り
・部分麻酔
【たて山レディースクリニック】(青山)
・日帰り
・自費診療のみ(保険適応の流産であれば他院へとの事)
・電話オペレーターの方より、
「吸引かソウハは医師が診断後決定する為、電話回答はNG」 との回答
吸引法のほうが安全との認識で、いくつか電話してみましたが、 吸引法=部分麻酔がスタンダードのようでした。
吸引法→体に負担をかけずに という観点であれば、 麻酔も全身より部分のほうが体への負担度が低いとの認識なのかも しれません。
KLCの流産手術も部分麻酔の吸引のようです。(ただ「痛い」 とおっしゃる方が多い)
吸引法かつ全身麻酔の病院を探していましたが、見つける事は出来ませんでした。(途中出血が始まったため)
*2016年9月現在、ファティリティクリニック東京の繋留流産手術も「吸引法」に変わったようです。プロポフォールの麻酔も有のようです。